日文研創立30周年活動報告

2017.06.05 『異邦から/へのまなざし ー見られる日本・見る日本』を刊行しました

 日文研は創立以来、いわゆる異邦人からのまなざしという「外像」と、異邦人へのまなざしという「外地」絵葉書を、1つの継続した問題意識のもとで蒐集してきました。今回、それら約8万点の中から、創立30周年を記念して、500点ほどを抽出し、大よそのテーマに分けて編集、一冊の資料集として刊行しました。
 また、これは、今、日文研が取り組んでいる「大衆文化の通時的・国際的研究による新しい日本像の創出」プロジェクトの成果の1つでもあります。

 「外像」とは、おもに外国語でかかれた日本研究書や海外で出版された日本関連書籍(外書)から抽出した写真や挿絵等の画像と書誌情報を主な内容としています。
 「外地」絵葉書とは、近代日本の植民地関連画像資料のうち、「外地」と呼ばれた旧満州や、朝鮮、台湾、中国大陸占有地の絵葉書です。
 本書は、近代以来、日本という存在がいかに外部から見られ、またいかに外部を見てきたか?日本自身がいかに外部のまなざしを自らの価値規範として受け入れ、それに基づいて外部を見始めたかを浮かび上がらせることを目指しています。

 

もくじ
序言 見られる日本・見る日本―日文研所蔵「外像」と「外地」絵葉書について
第Ⅰ部 見られる日本―異邦からのまなざし
第Ⅱ部 見る日本―異邦へのまなざし
第Ⅲ部 受け継がれるまなざし―異邦から/へのまなざし
映像資料の収集について―あとがきにかえて