研究部からのひとこと

2017.01.25 20世紀末ごろの日文研 1(石川肇助教)

 初代所長の梅原猛先生が、日文研の教員は一人一人が「羅漢」でなければならないと言っていたが、その羅漢の「恐ろしさ」を、大学院の面接試験時に身をもって知ることになった。

S教授「君は誰のもとで学びたいと考えていますか?」
わたし「鈴木貞美先生です」
S教授「やめておきなさい。どうせ喧嘩して辞めることになりますよ」
わたし「喧嘩などしません。どんなことにも耐えてみせます」
S教授「では試してみましょう。いまここで鈴木さんの悪口を言ってみてください」

  面接が現在どのように行われているかわからないが、当時は教授ら10人ほどが一人の受験者を取り囲み質問攻めにするというスタイルをとっていた。わたしの左目が鈴木先生の一瞬ゆがんだ口元をとらえた。(つづく

 

石川肇助教 紹介ページ
http://research.nichibun.ac.jp/ja/researcher/staff/s409/index.html