研究部からのひとこと

2017.02.15 弱者の強靭さ(郭南燕准教授)

 スコセッシ監督の映画『沈黙』を観ました。弱くてだらしがなく、棄教と懺悔を繰り返しながら、神に縋ろうとするキチジローの執念深さに感心しました。数百年を生き延びた潜伏キリシタンにもそのような強さがあっただろうと思います。どの社会においても英雄はわずかで、弱者が大半です。キリシタンを通して人間社会の普遍性を描いた遠藤周作の原作の凄さを感じました。日本研究もこのような普遍性を目指せば、長続きするだろうと思います。

 

郭南燕准教授 紹介ページ
http://research.nichibun.ac.jp/ja/researcher/staff/s018/index.html