研究部からのひとこと

2017.07.19 日文研創立三十周年への祝賀詩(劉雨珍外国人研究員)

 このたび、日文研創立三十周年を迎えるにあたり、誠におめでとうございます。お祝いに七言律詩一首を作り、訓読と現代日本語訳をつけてみました。日文研の一層のご発展を心よりお祈り申し上げます。

敬賀日文研成立三十周年

大枝山麓日文研 風雨洛西三十年
秋葉滿山如織錦 櫻花遍地勝紅氈 
五洲四海群英聚 和漢東西学問傳 
虎躍龍騰今稷下 登高望遠譜新篇 

(訓読)
大枝山の麓の日文研、洛西に風雨すること三十年。
秋葉は山に滿ちて織錦の如く、桜花は地に遍(あまね)きて紅氈(こうせん)に勝る。
五洲四海より群英 聚(あつ)まり、和漢東西の学問 伝う。
虎躍龍騰(こやくりゅうとう) 今の稷下(しょくか)、高きに登り遠きを望みて新篇を譜(ふ)さん。

(現代日本語訳)
大枝山の麓にある日文研は、この洛西で三十年の風雨に耐えてきた。秋のもみじが山に満ちて、まるで錦織りのように美しく、春の桜の花が地面いっぱいに落ちて赤い絨毯にも勝っている。世界各地から俊英たちがここに集まり、和漢東西の学問が縦横に研鑽されて伝えられていく。虎が躍り龍が翔ぶが如く活躍する研究者たちは、まるで戦国時代の斉都稷下の学宮に集う学者達の活躍ぶりを彷彿させるが、これからも高いところに登って遠いところを眺め、次々と研究成果を公刊して新たな世界を切り開いていきたいものだ。

 

劉雨珍外国人研究員/南開大学外国語学院教授 紹介ページ
http://research.nichibun.ac.jp/ja/researcher/staff/s440/index.html